ぴんぷくのヴァンガード攻略日記

VGをメインにデッキ紹介や環境考察など

最近のジェネシス事情、リンクジョーカーに勝つために

お久しぶりです。
最近CSには出ず公式大会によく顔を出しています、てぃーすぴんです。

 

前回の今夜わかる構築を紹介してから言うもの環境に合わせて構築を弄りながらずっとジェネシスを使い続けております。
究極超越ゼロスドラゴンの元気が良すぎて長かったジェネシスにもついに終焉も見えてきました。
最後になるかもしれないので最近のジェネシス事情について書こうと思います。
特に対リンクジョーカーについて長々と書きましたので参考になれば幸いです。


環境変化
あんなに可愛かった12ギアがオックスとユニコーンの登場により大分元気になり
非常に当たりたくない部類の対面になりました。特にリシュマディレイドまで入っているタイプの12ギアはかなり厳しく相性は微不利(4割程度)だと思ってます。

そしてリンクジョーカーのEB追加後の環境変化についてです。
現在の環境に関しましては11/5(日)に開催されたWGP2017博多地区大会の分布を見るとわかりやすいかと思いますのでこちらを参考にしてください。


VGにしては珍いとてつもない片寄りです。リンクジョーカーが非常に多く見たところ中でもカオスがトップシェアを誇っている状態です。

環境に存在する4つのリンクジョーカー

カオス、メサイア、根絶、グレンとどれも環境クラスの強化を貰いました。
この中でジェネシス的にきついのはカオスと根絶です。特に根絶との相性は5割切ってると思います。そしてもっともシェア率の高いと思われるカオス、これも昔のままの構築だと5割切ってます。
根絶はシェア率と対策の取り辛さを考慮して切ることを余儀なくされましたが、カオスはシェア率の関係上そうはいきませんのでカオスに対する回答を用意する方向で構築を少し弄りました。

環境変化についてはこれくらいにします。本当はオラクルやルアードの登場で少し構築を弄ったりしていたのですがリンクジョーカーの大幅強化で環境落ちがほぼ確定したのでこれについては少しだけ触れますが基本的には省略します。


それでは実際に今僕が使っている構築と採用理由について紹介していきます。

神界獣 フェンリル4
エンジェリック・ワイズマン4
神を狩る黒狼フェンリル3

葡萄の魔女 グラッパ4
星芒の魔女 スター1
アースエレメンタルポックル3

衰微の女神 ヘル4
神界獣 スコル4
枷の戒め ゲルギャ4
アースエレメンタルコネル1
オレンジの魔女 バレンシア2

春眠の女神 ターロ4
ドリーミング・ドラゴン1
魔女使いの使い魔しろーま3
吉凶の神器ロッドエンジェル4
ヒールトリガー(バニラ)4

Gゾーン
天獄神獣 フェンリル2
破壊神獣 ヴァナルガンド2
究明の女神 イシュタル3
滅獣軍神 テュール1
大天使 ドゥームブレイス1
エアーエレメント シブリーズ1
ダークエレメントディズメル1
七色の女神 イーリス3
ライトエレメント アグリーム1
大成の魔女王ローリエ1

 

昔使っていた構築との変更点は以下4点です。
①ケリー→ポックル、スター
バレンシア1枚→コネル
③G2を削って黒狼増量
④Gゾーンにディズメルを追加

その他不採用にした検討カード
⑤ドリーミングドラゴン増量の検討

①ケリー4→ポックル3スター1
ジェネシスというデッキはシステム上削る事のできないカードの塊みたいなデッキです。
システム上必須ではないカードはケリーと黒狼くらいです。
中でもケリーの枠はパワー8kと言う序盤の弱みを加速させ、さらにソウルに同名を用意できて初めて強いという、ジェネシスと言うクランのカードプールが貧弱な故に取らされていたとても業の深い噛み合いカードである事は使った事がある人ならよく知っていると思います。(ちなみに噛み合った時は超OPカードです。ありがとうケリー)
そんな訳で割と信用していないカードではあったのですが噛みあわずともCB1SC3だけでもこのデッキにおいては意味のある重要な役割を果たしていたのでずっと使っていたのですがカードの性質上4枚採用が確定になってしまう事と環境上8kが許容できるレベルを超えた事で裏目の方が大きいと判断した為切ることにしました。
この辺の理由についても対リンクジョーカーの項目で後述します。

そして環境的には8kライドがあまり許されなくなってきた事ととにかくGBに入る前に何かしらで差をつける手段が必要になった事を考慮して代わりになり得るカードの採用を求められました。

今回の入れ替わり候補は以下4枚です
・G2バニラ
カモミール
・ポックル
・スター

 

・G2バニラ
ギアに対する回答候補です。
ギア相手だけに限らずライドしたターンのバリューだけで言えばは恐らく最強のG2です。
基本的に被ジェネシス側のライドが先行している事は考えにくいのでライドできればほぼ間違いなくガード値が浮きます。かなり有力な候補です。しかし残念ながらジェネシスと言うデッキのシステムとあまり噛みあっていませんと言うのも、ジェネシスと言うデッキはほかのデッキと違ってライドさえできれば何に乗ってもいいと言う訳ではありません、ゲルギャやグラッパは極力ソウルに置いておきたいカードですのでライドの優先順位は必然的に高くなってきます、よってマリガンの際にグラッパとバニラがあった場合グラッパを残してライドのタイミング以外で一切の仕事をしないバニラをデッキに返すことになります。これでは入れてる意味があまりにも薄いので不採用となりました。
ちなみになぜかはよくわからないのですが魔女名称のバニラは存在しません。

 

カモミール

烏の魔女 カモミール

 


ギア、オラクルに対する回答です。
オックスユニコーンが登場した環境でリンクジョーカーのEBが出るまで実際に僕が採用していたカードです。
先行3ターン目黒狼でカモミールを吐いて3パンを返しながらガード値5kを獲得する動きが強いです。この動きができるとギアに対する勝率がかなり上がります。GB以降での仕事ですが、超越ボーナス以外で基本的にソウル3枚とCB1を払わないと1アドが発生しないこの構築においてソウルを使わずに1アドを発生させる役割を持ちます、ケリーを抜いてしまった関係上必要になってくる役割です。

それ以外にもイシュタルを使ったバトル中にソウルを吐くことを利用した連パンができる点も評価が高いです。この動きはもともと不利であるかげろうに対してワイズマンをディナイアルで焼かれながらでもパンチ数を稼いぐことができる為重要な役割を持ちます。
欠点としてはこのカードが一番強いタイミングが先行3ターン目とかなり早い段階なので最低でも3枚以上は入れないとあまり入れる利点がないという点です。ですのでポックルを複数採用するのを決めた時に抜きました。

 

・ポックル
リンクジョーカー(主にカオス)に対する回答です
こちらのカードの説明は後で対リンクジョーカーのプレイで詳しく書きますのでここでは軽くだけ触れます。
カオスが強化される前はカオス側の攻撃力がそれほど高くなかった為、ゆっくりとしたゲームメイクで最終的にポックルがソウルにあればよかったのですが、強化後は物凄い勢いで2超越目には積まされている事がほとんどです。ですのでポックルが要求されるタイミングが非常に早く1枚では機能しない為枚数を増やしました。ワイズマンワンショットを決める際カオスに対して要求されている札はソウルと手札にポックルとワイズマンが1枚づつです。試した結果ポックル4枚目の採用は明らかに過剰であると判断した為3枚と言う調整になっています。あくまで使用感なので4枚目の採用も検討する価値はあります。

 

・スター

星芒の魔女 スター

 

ケリーを抜いた反動がどの程度のものか予想がつかなかったので弊害が出た場合に数枚採用しようと思っていたカードです。
パワー8kと言う裏目をカバーするとともに魔女名称でシローマをサポート、しかもSC効果が非GBでライド時も使える点が優秀で序盤に使う分には申し分ない性能です。
先行3ターン目の黒狼はトップにトリガーも盛る都合上その際に吐いたグラッパの効果を使えない事が多いためその点に関してもこちらの方が動きとしては噛みあってます。
ケリーと違い4枚採用する必要もありません。代わりにGB達成後のカードパワーがあまりにも低いです。CB1でCS2で終わりってお前...
それでもソウルが足りなくなってしまったり山を掘るスピードに影響が出るよりよっぽどいいです。結果的はケリーを抜いた事による弊害はあったのですがこのカードを採用しないと成立しないと言うほどの大きな弊害はありませんでした。ですので一時期はカモミールを優先して入れていましたがリンクジョーカーが出てポックル複数採用を余儀なくされた事とバレンシアを1枚減らしとこももあり1枚入れることにしました。

 

バレンシア1枚→コネル

アースエレメンタル コネル

コネルはギアに対する回答です。
このカードは今夜わかるの時に上げた構築の時点で入れるべきカードでした。
この当時リンクジョーカーのシェア率が1割を切っていたためポックルを入れる意味が薄かった為抜きその枠にコネルを入れてました、使用感としては1枚でギアに対する明確な回答になるため必須だと思います。ついでですがナイトローゼにも有効です。
現在の主な役割についてです。流行の12ギアのキルターンが前より早くなってしまった為ジェネシス側が2回超越できず初回でキルに向かうパターンが前より多くなりました。
初回キルのパターンは山を掘りきった時のフェンリルゲルギャループにはならず、テュールでの大量SCで山上からターロを探しに行きワイズマンで3,4回殴って(ソウルの質が高いとそのままループまで行く事もあります)キルしに行くのですがこれだとゲルギャの効果が使えるのは多くても2回程度で、ワイズマン2面にパワーを振り分けてギアのGGヘテロをケアする動きが取れませんこのタイミングでコネルがあるとワイズマン1面にパワーを集約することができる為ジェネシス側の早い段階でのキルパターンに大きく貢献するカードです。もちろん山を掘りきった時のフェンリルゲルギャループの時もパワー集約が可能なおかげでジェネシス側のCBがなくてもヘテロケアでワンショットができる点も評価できます。
あまり入れてる人はいないとは思いますが、パンドラキメラで後列のコネルを戻されるとワイズマンにヘテロを打ててしまうので一応ケアして、ほぼワンショットキルが成功する目途が立っているならコネルは極力前列に出すようにしましょう。
ちなみにディナイアルグリフォンにはコネルが通用しないのでかげろうに対する回答にはなってません。

 

③G2を削って黒狼増量
環境上序盤のGB前の動きがさらに重要になったと判断した為増やしました。
先行3ターン目またはスキップされた後攻3ターン目に黒狼を使えるかどうかがかなりゲームの勝敗を左右します。
この動きが噛まないと相手がスキップした裏目がほとんど発生せずに初回まで取られることになりやすいので。ギア等のデッキに2超越目でキルされてしまう事はよくあります。その為確実に序盤で黒狼を1回使える様にグレード配分に無理をかけてでも3枚目を採用しました。

採用理由は他にもあります。リンクジョーカーに対するヒールトリガーの重要性が非常に高いからです。

後述しますが対カオス戦においてヒールトリガーが2枚手札にあるとかなり楽です。
ですのでヒールトリガーを探しに行ける黒狼の重要度はやはり高いです。

黒狼の存在はジェネシス最大の課題であるスキップへの完全なる回答な為序盤に比重を置くなら3枚ほしいです。

 

④Gゾーンにディズメルを追加
なるかみに対する回答です
なるかみの強化がなかなかに強く、低いですが当たる可能性があると判断したため入れました。
VMAXで有無を言わず即死するのを防ぐために使います。他にはワイズマンを守る為に使う事もあるかもしれません
(たぶんほとんどありません)
もともとジェネシスはGゾーンの枠に余裕があるデッキなので1枚入れているだけで回答になるなら入れようかなと言う程度のものですので特に劇的なにかが変わるわけではないです。黒狼を増やした事でワイズマンライドも減った事もあり今までに乗った回数1回の使えない子バランチャーを犠牲にしました。

 

⑤ドリーミングドラゴン増量の検討
カオスに対する回答候補です。
グロビュラ等の呪縛を置かせるカード複数を絡めた5面呪縛を成立させるとポックルを出す場所すらなくなりワイズマンを出せず積んでしまうと言う負けパターンが出てきてしまった為それに対するケアとして出てきた候補です。
ドリーミングの処理タイミングは解呪フェイズ後なのでエンドフェイズに解呪したタイミングで盤面から墓地と友に山に帰るため返しのターンに1面空きながらグロビュラを腐らせる事が出来るというカオスに対してとても有効な役割を持てます。
複数入れる理由はドリーミング1面だと解呪時にクライシスの効果で退却されてしまい、1面空くものの墓地が残ってしまう為2面出して片方確実に使う為です。(単純に早い段階から引きやすくする意図もあります)カオス対して有効なカードではあるものの現在結果を出しているカオスにはドリーミングに対する回答であるジスプロチウムが
採用されている為思ったほど効かないと言う状態です。それに加えてカオス対面できついのがデリュージターンに5面ロックされて返しにワンショットキルできないにも関わらずそこそこ要求を取られてしまっていて、仮にエンドに面が空いたとしても返しがないパターンも多く、ここを変えただけでは完全な回答になりえない為シローマを切ってまで入れる価値が薄いと判断し、採用をやめました。
僕は2枚以上の採用はやめましたが、カオスに対してとても有効なカードである事は確かです、相手の先3ミューレプトンに対してドリーミングを置く動きなんかは決まればかなり有利になりますしグロビュラでドロップから釣るのも強いので引いた場合僕も重宝しています。
とにかく置けばその面はエンドに空くこと自体はかなり強いです。

ですのでなんらかのトリガーの枠をドリーミングに割くのはありな選択だという事は忘れないでほしいです。


構築変更後の注意点

ケリーいなくなり黒狼の2回目が噛みやすくなった事で前回とは違いソウルの枚数が毎試合かなりぎりぎりになります、
前回の構築ではソウルの枚数ははっきり言ってほぼ無視していいレベルに雑に扱っても問題なかったのですが、
今回の構築はそうもいきません。気を付けてないとループターンにソウルが足りずにループが失敗する事もあります。
ですので道中でループまで見据えてソウルの必要枚数までカウントする必要が出てきてしまった為プレイ難度が上がってしまいました。
その辺も意識してフェンリルのドロー効果等を使うようにしてください。


対リンクジョーカープラン

メサイアと根絶に対するプランは他のデッキに対するプランニングとあまり変わらないので省略します。
ここではカオスとグレンについてのプレイについての解説になります。


①対グレン

クルスガベルによる初回オメガループ5面呪縛の成立がかなり現実的になりました。加えて5点目を受けられる自傷効果を持つオメガフォール、これによりただ4点で止めているだけではこのカードにやられてしまう様になりました。
基本的には4ノーさせて星を捲りに行く勝ち方を目指す事になります。
プランとしてはオメガフォールをケアして点数はあまり貰わない様にしましょう、そして序盤から手札を叩きつけて殴りましょうこの時軽率に5点目は与えない様にするのと天啓持ちのカードは出さずにガメる様にします、理由は後述します。
相手が5点目を貰っていない状態で3に乗ってきた場合グレン側が初回超越を取っても大体ジェネシス側が勝ちます。
なぜそうなるのかまでは長くなってしまうので説明は省きます。
そうなると相手はスキップして無理やり5点目を貰って初回オメガループを狙ってきます。このデッキは星が3枚しか入っていない為普通に捲っただけだと4ノーがそれなりに成功してしまいます。ですので相手が4点でターンが回って来るよう調整し、そのターンに星を捲れる様全力をだします。
やり方はソウルのゲルギャ等で山を少し減らし持ってるシローマをすべて山に返します、そして黒狼フェンリルを出して星を積み込みに行きます。なければそこからさらにその後ガメていた天啓能力をもつカードを全て使って星が見えるまで天啓を行います。これだけトップ操作が可能なので全力で捲りに行ってください。
それでも捲れなければ仕方ないでしょう。対グレンはこんな感じです。

 

②対カオス

メインVクライシスの超越サポート追加、グロビュラによる5面呪縛のしやすさ、デリュージグルーボールによるキルターンの早期化が主な強化です。
カオス側がジェネシスと言うデッキに対する理解が深いと正直かなりきついです。
それでも6割以上取れる様に構築を変え、プランを用意しましたのでそれの解説をしていきたいと思います。
対カオス戦で鍵になるポイントは2つです。

 

・1つ目はシブリーズとアグリームです。

ジェネシスと言うデッキは超越先がテュールフェンリルともにGゾーンのクレイエレメンタルを表にすることができません、ですのでポックルの条件を満たすためにはGGアグリームを打っておくか1ターンクレイエレメンタルへの超越を挟むしかありません、残念ながら前回までの環境とは違いGB以降で超越先をクレイエレメンタルにしている余裕はありません。
強化前でしたらテュール→シブリーズ→フェンリルの順番で超越すれば大体勝ちだったのですが今は無理です、理由は後述します。よってシブリーズを使うかGGアグリームを打つ意外にクレイエレメンタルと表にする手段がなく、ジェネシスと言うデッキはよっぽど引きが強くないとGGイーリス1回は打つ必要がある事の方が多いデッキですのでアグリームを打ちたい場合はヒールを2枚以上持っている必要があります。ですのでヒール1枚で解決するためには是非ともGB前にシブリーズを消化しておきたいです。

 

・2つ目は5面呪縛です
カオス側のジェネシスに対する勝ち筋は大体これです。5面呪縛はポックルまでケアできてますので、カオス側は2超越までで5面呪縛する事を
ゴールにゲームメイクしてきます。

基本的にはこの2つを前提としたゲーム展開となって行きます
・起こり得るゲーム展開①
まずジェネシス側はRを展開することは5面呪縛される危険性が高くなる為Rの展開を極端に絞らなくてはなりません。基本的にはRは出さずにV単騎でお互い3まで乗るゲーム展開が理想です。
当然カオス側はそんな展開にはさせません。相手がRを展開できないことをいい事にシブリーズを消化されることをケアしG1でライドスキップしてきます。

これによりカオス側はシブリーズを消化させずに5面ロック用のパーツを集める事ができます。こうなってしまうとRを展開していないジェネシス側は数ターンのライドスキップを許してしまい、カオス側が乗らないといけなくなる頃には5面呪縛用のパーツが手札に揃ってしまい2超越で5面呪縛を成立されジェネシス側の負ける展開になりやすいです。
よって相手がG1スキップをしている時にジェネシス側がV単騎でずっとターンをやり過ごすのはやってはいけないプレイだという事になります。

 

・起こり得るゲーム展開②
ではいっそのこと全部出してみるのはどうでしょうか?G1スキップをさせている都合上全部出して殴って黒狼まで噛めば初回テュールワイズマンで十分キルまでいけます。
しかもそれだけゼンツすれば恐らくイーリスを切らずともアグリームからのポックルで1面開けばワイズマンを置けます。カオスと言うデッキの初回超越筆頭であるユニバースは置かせる呪縛です、加えて通常呪縛の場合向こうの呪縛位置はこちらが選べる場合が多いためこちらが全面埋めてしまえばミューレプトン等腐るカードも出てくる為5面展開しても縛りきれず勝てるのではないだろうか。と言うプランです。
結論から言うとこれもダメです。理由は高確率で初回で5面縛れてしまうからです。
初回超越でグルーボールに超越されクライシスのライド時と超越ボーナスの呪縛効果でまず後ろ2枚を縛られます。
その後フォトン、またはパラダイムシフトで最後の後列を呪縛、グルーボール効果で1枚呪縛、カーボンからダストテイルをサーチし1枚呪縛でなんと要求されている札がパラダイムシフトかフォトン1枚で初回5面呪縛が成立してしまいます。
つまりこのパターンもとってはいけないプランと言う事になります。

 

・起こり得るゲーム展開③
①②のパターンはどちらも初回超越を取られることを前提とした時に起こり得る展開です。
ではこちらもG2でスキップして初回を取るのはどうだろうか?これは半分正しいです。
スキップ試合をしてジェネシス側が初回超越を取り、片面空いていたらそのままテュールワイズマン初回キルを狙えますし返しの相手の初回超越で5面呪縛されなければジェネシス側が先に2回目の超越をしてポックルからワイズマンで大体勝ちです。
初回5面呪縛をされない様に初回超越を取る事はジェネシスの勝ちのパターンが存在し得ると言う訳です。
しかしこの初回超越で5面呪縛されない様にという条件がなかなか難しいです。
相手が先に3に乗った時にこちらのRを呪縛してくるのでその面は残ったままターンが帰ってしまいます。
仮に3枚呪縛されていた場合返しにその3枚を呪縛+ユニバースで1枚とグロビュラミューレプトンどちらか1枚で5面呪縛が成立します。
つまり初回で5面呪縛されない条件としてはRの展開を2枚以下に、相手の札がかなり強い事ケアするならばRの1枚以下に抑える必要がある訳です。

まとめ
ジェネシス側がずっとV単騎でやり過ごすのはダメ
②5面広げてユニバースケアもダメ
③初回を取ってもその前にRを広げ過ぎていると危険(ダメではない)

 

・カオスに対する回答プラン
最後に①②③を前提にカオスに勝つための立ち回りについて書いていきます。
③で書いたように相手のスキップに付き合い、しっかり殴り返し点数を押し込んで相手のライドに合わせてこちらのRの数を減らしていく事ができて尚且つ初回超越をもぎ取る様にプレイすることが一つの立ち回りとしての回答になります。
しかし現実的には毎試合そこまで上手く行く訳ではありません。FVが移動せずG3が多く入っているこのデッキにおいては相手だけシブリーズをケアしなきゃいけないハンデがある事を考慮しても必ずしも初回超越が取れるわけではありません。

そこでスキップのやり取りの結果先乗りする事になってしまった場合のサブプランも用意しました。
このサブプランにはヒールトリガーが2枚必要な場合が多いのでそれまでに黒狼等を駆使しなんとか2枚握れる状態にしておきましょう。
そして5面呪縛をされないようRの展開は1面、できなければ最低でも2面までに抑えられるようにしてください。
そうすると恐らく両前列呪縛程度で済むと思いますのでアグリームでクレイエレメンタルを開けてイーリスでパーツを整えて返しにポックルからテュールワイズマン初回キルをお見舞いしましょう。カオス側は5面呪縛をゴールにゲームメイクしてくることからそこそこCBは必要なので点数事態はカオス側は結構受けなくてはなりません。加えてカオスのリソースが発生するタイミングは遅いのでスキップし合い点数が入っている
このタイミングなら中途半端な山の枚数でもキルまでいけます。
これが先乗りした時ようのサブプランです。

ここまでの流れを見ればもうわかると思いますがカオスに対してジェネシス側が要求されている札はヒールトリガー以外にソウルと手札にポックルとワイズマンが1枚づつ(両方手札でも可)で初回までに必要である事がわかります。それにスキップするに当たって
ケリーのパワー8kは足を引っ張ります。これらを考慮して前述したような構築に変更したと言う訳です。
これ以外にもジェネシス側が勝つパターンはいくつかあるのですが書き始めるとキリがないのでその辺は省略します。

まとめ
勝つためには初回を取れ
取れなければヒール2枚かシブリーズ+ヒール1枚
初回までにポックルが必要なのでポックルは3枚

以上対カオスで勝つために、でした。


最後に
以上が最近のジェネシス事情でした。
今回はほとんど対カオスに関する内容になってしまいましたが参考になれば幸いです。
ジェネシスと言うデッキはデッキパワーの高さはもちろんの事、なにより対応力の幅が非常に高いデッキです。
その分プレイ難度も非常に高く奥が深いです。そういう所を含めてとてもお気に入りのデッキでターロの登場から今までずっと使い続けています。しかしこの先のVGのインフレについていけるかどうかはまだわかりません。
もしまだまだ行けそうなら時間がある時にでもここで紹介しようと思っています。
僕はいつも長々と書いてしまうので全部読むのは疲れてしまうとは思いますが、それでも読みたいという方はまた読んでくれるとうれしいです。


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@Tspin_puku

までお願いします。

それでは